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Inni Karine Melbye

イニ キャリーン メルビー Inni Karine Melbye

ノルウェー

Profile

グラフィックデザイナー、アニメーション監督、コペンハーゲン・デザインスクール講師
イニ キャリーン メルビーは、『白雪姫』が公開された年にオスロで生まれ、これがアニメーションとの最初の出会いとなる。デンマークのコペンハーゲンでグラフィックアートとデザインを学び、1963年、ノルウェー放送協会(NRK)初のTV映像デザイン部門にてキャリアを始める。1966年、カナダへ移り、カナダ放送協会(CBC)グラフィックアート部門にデザイナーとして11年間勤務。その間、当時CBCの広報アニメーションディレクターであった、ユベル ティゾンの元でアニメーションを学んだ。デザイナーとしてのメルビーがアニメーションを愛するきっかけとなったのは、1973年の『イエローサブマリン』であり、この作品は、彼女のグラフィックとテレビ用アニメーションに今も影響を与え続けている。
1975年、アヌシー国際映画祭会期中に、メルビーは、ASIFA理事への就任を依頼され、女性ではニコール サロモンに続き史上2人目のASIFA理事となる。カナダからヨーロッパに戻り、ロンドン・スクール・オブ・アート・アンド・デザイン大学院にて、アニメーションの大家ボブ プリヴェットに師事。その後、アヌシーにあるアトリエA.A.A.に招かれ、アニメーションワークショップに携わり、スカンジナビアでのワークショップ開催の契機となる。
1983年、メルビーは、短編アニメーション『The Journey to the Planet Nazar』を監督。また、数年に渡り毎日放映されたNRK初の子ども向けアニメーションのロゴを監督。90年代には、フリーランスのアニメーターおよびデザイナーとして、ミッシェル オスロらと『Ciné Si』や『プリンセス&プリンセス』の制作に携わる。長年、メルビーは、北欧圏・フランス・イギリスにある美術学校やワークショップにて、学生にアニメーションアートを教えている。
現在、ノルウェーのオスロにあるThe Cinema houseで、メルビーのアートワーク展が開催されている。
メルビーは、アニメーションアートには2つの柱があると考えている。それは「情熱と忍耐」である。

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Joanna Priestley

ジョアンナ プリーストリー Joanna Priestley

アメリカ

Profile

フィルムメーカー
ジョアンナ プリーストリーは、自身が大切にしているテーマ、例えば、抽象概念、人間関係、植物、更年期、そして刑務所などをモチーフにアニメーション26作品(およびiOSアプリ)を監督、プロデュースしている。
プリーストリーの作品は世界中の映画祭で認められており、ソウル国際カトゥーン・アニメーション映画祭(第1位)、米国教育映画祭(第1位)、米国インディペンデントフィルム・ビデオフェスティバル(グランプリ)、ビッグマディー映画祭(最優秀賞)、カナダ国際アニメーション映画祭(特別賞)、アテネフィルム・ビデオフェスティバル (第1位)など多数受賞している。彼女の作品についてのドキュメンタリーが、アメリカPBSやイギリスBBC2で特集され、また、彼女の作品の回顧展は、ニューヨーク現代美術館、現代美術センター(ポーランド、ワルシャワ)、REDCAT (カリフォルニア、ロサンゼルス)、シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭(ドイツ、シュトゥットガルト)、マスターズオブアニメーションフェスティバル(インド、トリヴァンドラム)、アメリカン・シネマテーク(カリフォルニア、ロサンゼルス)などで行われている。
プリーストリーは、ロードアイランド造形大学、そして、カリフォルニア大学バークレイ校で学び、バークレイ校では優等で芸術学 学士号を取得する。さらに、カリフォルニア芸術大学では芸術学 修士号を取得し、ルイス・B・メイヤー賞を受賞。
全米芸術基金から3つの奨学金を受け、他にも、アメリカン・フィルム・インスティテュート、オレゴン・アーツ・コミッション、マクドゥエル・コロニー、スペインのバルパライソ財団から奨学金を受け、地域芸術文化評議会のメディア・アーツ・フェローシップやポートランド・オレゴン女性映画祭にてパイオニア賞(2014年)を授与された。
映画芸術科学アカデミー会員、ASIFA-USAノースウェスト支部の創立会長を務めた。薬用ハーブ、ボート、森林浴、バーニングマンが趣味。
プリーストリーの作品のDVDはhttp://www.primopix.comより入手できる。

フィルモグラフィ
『Split Ends』(2013)、『Dear Pluto』 (2012)、『Rumpy Pumpy』 (2013)、『Choking Hazard』 (2011)、『Out of Shape』 (2011)、『Eye Liner』 (2011)、『Missed Aches』 (2009)、『Streetcar Named Perspire』 (2007)、『Extended Play』 (2007, Installation)、『Dew Line』 (2005)、『Andaluz』 (2004, Co-directed with Karen Aqua)、『Surface Dive』 (2001)、『Kali Yuga』(2000) 、『Utopia Parkway』(1997)、
『Making Peace』 (1996, Television Series Title)、『Hand Held』 (1995)、『Grown Up』 (1993)、『Pro and Con』 (1993, Co-directed with Joan Gratz)、『After the Fall』 (1991)、『All My Relations』 (1990)、『She-Bop』 (1988)、『Candyjam』 (1988, Co-directed with Joan Gratz)
Music Video Segments: Sequence director/animator for Blashfield and Assoc. 『Good Friends』 (Joni Mitchell, 1985) and 『Sowing the Seeds of Love』 (Tears for Fears, 1988)、『Times Square』 (1986, Co-directed with Jules Engel)、『Jade Leaf』(1985) 、『Voices』(1985)、『The Dancing Bulrushes』(1985, Co-directed with Steven Subotnick)、『The Rubber Stamp Film』 (1983)

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Baerbel Neubauer

ベアベル ノイバウアー Baerbel Neubauer

オーストリア

Profile

ビジュアルミュージックアーティスト、フィルムメーカー、作曲家
ベアベル ノイバウアーはオーストリア、クラーゲンフルト生まれ。ウィーン応用美術大学で舞台デザインとフィルム制作を学び、1987年、ドイツ、ミュンヘンに移る。
1980年以降、40以上のフィルム作品とビジュアルミュージック作品を制作。1991年からは、音楽制作や作曲も行なっている。アニメーション、短編映画、エクスペリメンタルフィルムの制作や、楽曲及び映画音楽の作曲を行う。ノイバウアーは、35mmフィルム、70mm IMAXフィルム、3つのモニターやスクリーンを駆使する3チャンネルHDビデオなど、様々な形式で制作している。現在は、映像、アニメーション、音楽、舞台デザイン、パフォーマンス等、様々なメディアを使ったビジュアルミュージックに取り組んでいる。
ノイバウアーの90年代のアニメーションは、主に抽象的な「ダイレクト-オン-フィルム」作品で、35mmフィルムに直接描き、文様を刻み、スクラッチするものである。2000年以降、デジタルでフラクタルな“映像と音によるモーションペインティング”を手掛けており、中でも、様々な手法を用いた『Flockenspiel I-IV』は初期の代表作である。この作品は、2005年、オーストリアのケルンテン州から「映画とテレビ文化の発展に貢献した女性に贈られる文化賞」を受賞している。近年の作品としては、自然界のようなフラクタル3Dモーションペインティングとフラクタルサウンドスケープ、そして音楽によって、広い空間を表現した『Fractal Cycles』(2011年制作)がある。また、2011年から2014年にかけて制作された『Water Ambiences』は、3チャンネルHDビデオを用いたインスタレーション作品である。3チャンネルメディアを使うことにより、フラクタルな世界がこれまでにない新しいインフラクティブな空間を生み出している。さらに新しい試みとして、オーストリア国際音楽祭「Musikforum Viktring」のステージ用に2013年に手掛けた『Bildklang 1』と『Bildklang 2』の舞台デザインがある。ノイバウアーの「自然界のフラクタル」というコンセプトは、彼女のアートワーク、ワークショップ、そしてプレゼンテーションのベースとなっている。
現在、シリーズ映画『Drum Patterns』、ダンスミュージックのミュージックDVD『SippiSaa』、そして、セラピストのための音楽『emdr Klaenge2』(仮題)を制作中である。ノイバウアーのフィルム作品は、多数の国際アニメーション映画祭および実写の国際映画祭で上映され、国際的な評価を得ている。最近では、ギャラリーや美術館でも上映、展示されている。
ホームページ:http://www.spiralsmorphs.de

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Joško Marušić

ヨシュコ マルシッチ Joško Marušić

クロアチア

Profile

アニメーション監督、ザグレブ芸術アカデミー教授
ヨシュコ マルシッチは、1952年、スプリットに生まれる。ザグレブ大学建築学部を卒業。その後、様々なアートメディア(カトゥーン、カリカチュア、イラストレーション、文学、フィルム、TV番組制作など)で活躍するが、作家、教授、理論家、そしてプロデューサーとして、アニメーションへの関心を最も強く持ち続けている。
1982年から1989年、ザグレブテレビ放送局でエディターとして勤務。1987年から1990年、そして1995年から1998年、ザグレブフィルムスタジオのアートディレクターとしても活躍。1993年から1998年、クロアチア独立アーティスト協会の会長を務める。
1992年から1998年、ザグレブ国際アニメーション映画祭のプログラムディレクターを務め、2000年から2006年、同映画祭実行委員会会長を務める。
1999年、マルシッチは、ザグレブ芸術アカデミーにアニメーション学部を設立し、学部長を務め、教授として学生向けに3つの理論科目を受け持ち、チューターも務めた。ヨーロッパのいくつかの大学においても客員教授を務め、数々の短編映画祭の審査員も務めた。
クロアチアの新聞や雑誌では、アニメーション理論といったテーマでコラムニストとして執筆し、長期連載のカトゥーンコラムも担当している。
本の編集も数冊あるほか、自身の作品についてはこれまでに4回、大規模なエキシビジョンを開催。 様々なキャリアの中で、マルシッチは、アニメーション作家として最もよく知られており、世界有数のアニメーション映画祭 アヌシー、ザグレブ、ヴァルナ、オタワ、オーベルハウゼン、マドリード、ベオグラードなどで、数々の賞を受賞している。
主な作品としては、『Inside and Out』(1977)、『Perpetuo』(1978)、『Over there』(1985)、『Face of Fear』(1986)、『Home is the best』(1988)、『Wind will turn』(1990)、『ZOO ZOOM』(1994)、『Miss Link』(2000)、『In the Neighbourhood of the City』(2006)などが挙げられる。また、『Fisheye』(1980)及び『Skyscraper』(1981)は、ロンドン映画祭にて優秀作品に選出され、ザグレブ派を代表する作品である。『I love You, too….』(1991)は、理論家であり評論家のGianalberto Bendazziが選ぶ「アニメーション史上ベスト84作品」にも選ばれている。
2010年には、長編アニメーション映画『The Rainbow』を制作。
現在、最新作『Why they came by Train』が完成間近である。
クロアチア、ザグレブ市在住。

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Ferenc Mikulás

フェレンツ ミクラーシュ Ferenc Mikulás

ハンガリー

Profile

ケチケメートアニメーションスタジオ代表取締役、プロデューサー、
ケチケメートアニメーションフィルムフェスティバルディレクター
1940年生まれ。1970年より、パノニアフィルムスタジオでアニメーションフィルムに関わるようになり、1971年より、ケチケメートアニメーションスタジオ(ケチケメートフィルム)の代表を務める。
民営化に成功した1995年以降、ケチケメートフィルムは、所属する芸術家と従業員によって運営されることとなる。同社は、常勤者20人と、通常、フリーランスの芸術家100〜150人により、2D及び3D作品製作の全行程を担っており、現在、ハンガリーで最も歴史ある、最大のアニメーションスタジオである。
ミクラーシュの企画により、いくつかのシリーズと短編作品が製作され、なかでも『Hungarian Folk Tales』シリーズのエピソードは、世界各地の国際映画祭のプログラムで140回上映され、シカゴ国際子どものための映画祭などで受賞。作品上映権は、40カ国に譲渡されている。また、ケチケメートフィルムは国際的共同制作にも取り組み、イギリス、ドイツ、フランス、ハンガリーが共同制作した長編アニメーション『A Monkey’s Tale』で主要な役割を果たしている。
ミクラーシュが設立した国際奨学金制度の下、オランダ、ベルギー、カナダ、ドイツ、米国、スイス、アイスランド、ブルガリア、およびルーマニアの学生を同社に受け入れてきた。
1993年より、ミクラーシュは、自身が設立したケチケメートアニメーションフェスティバル(KAFF)のディレクターを務めている。KAFFは、1996年からヨーロッパの長編アニメーションやテレビの特別番組のコンペティションを行なう国際映画祭となり、この20年間で、この地域で最も重要な隔年開催のアニメーション事業へと発展した。
1997年から2000年の間、ミクラーシュはASIFA(国際アニメーションフィルム協会)理事を務めた。また、キアーヴァリ(イタリア)、ソウル(韓国)、アンカラ(トルコ)、北京(中国)、ウッチ(ポーランド)、トゥルグムレシュ(ルーマニア)、シュツットガルト(ドイツ)、ジャイプール(インド)、およびリスボン(ポルトガル)などの映画祭の審査員を務める。
現在、ケチケメートフィルム代表取締役、同社作品のプロデューサー、およびケチケメートアニメーションフェスティバルのディレクターでもある。

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Ferenc Mikulás

山村 浩二 Koji Yamamura

日本

Profile

アニメーション作家、東京藝術大学大学院教授
1964年名古屋市生まれ。東京造形大学絵画科卒業。90年代は『カロとピヨブプト』『パクシ』など子供向けの作品を制作。‘02年制作『頭山』がアヌシー、ザグレブをはじめ世界の主要なアニメーション映画祭で6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞にノミネート、また『カフカ 田舎医者』がオタワ、シュトゥットガルトなど7つのグランプリを受賞。これまで国際的な受賞は80を越える。2011年にカナダ国立映画制作庁との共同製作『マイブリッジの糸』が完成。代表作は他に『カロとピヨブプト』『パクシ』『年をとった鰐』など。20カ国以上で回顧上映、世界各地で審査員、講演多数。第30回川喜多賞受賞。
絵本画家としても活躍、『おやおや、おやさい』、『雨ニモマケズ Rain Won't』など。
日本アニメーション協会副会長、ASIFA日本支部理事、ヤマムラアニメーション有限会社代表取締役、比治山大学短期大学部客員教授、東京造形大学客員教授、東京藝術大学大学院教授。

フィルモグラフィ
『水棲』(1987)、『ひゃっかずかん』(1989)、『遠近法の箱』(1990)、『ふしぎなエレベーター』(1991)、『カロとピヨブプト』(1993)、『キップリングJr.』(1995)、『バベルの本』(1996)、 『どっちにする?』(1999)、『ジュビリー』(2000)、『冬の日』(オムニバス・2003)、『おまけ』(2003)、『頭山』(2002)、『年をとった鰐』(2005)、『Fig(無花果)』(2006)、『カフカ 田舎医者』(2007)、『こどもの形而上学』(2007)、『校長先生とクジラ』(2007)、『マイブリッジの糸』(2011)

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