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国際選考委員

Kaisa Penttila

カイサ ペンティラ Kaisa Penttilä

アニメーション・ディレクター
フィンランド


Profile

1975年の春、フィンランド、ヘルシンキ生まれ。カイサ ペンティラは幸せな子ども時代から青年期を過ごした後、19歳よりトゥルク・スクール・オブ・アート・アンド・コミュニケーションにてアニメーションを学び始め、初期作品『Shadows in the Margarine/シャドウズ イン ザ マーガリン』、『The Last Apparition』、『In the Soup』を制作。3作品とも世界のいくつかの映画祭で上映され、受賞している。『シャドウズ イン ザ マーガリン』は1996年、広島国際アニメーションフェスティバルの「平和のためのアニメーション」にて公式上映された。

1998年に卒業後、カイサはフリーランスのアニメーション監督、イラストレーター、アニメーター、そして講師として仕事を続けている。プロとしての初作品『Air Mail/エアメール』は2004年の広島国際アニメーションフェスティバルのコンペティションに入選し、その他の作品『Superhero´s Son/スーパーヒーローの息子』そして『Animation Revolution/アニメーション レヴォリューション』も2008年、広島大会の「フィンランド特集」にて公式上映されている。

より最近の作品『The Egg Race』は2009年のベルリン国際映画祭にて初公開され、また、2012年には子供のためのテレビシリーズ『Boris the Råt mends his ways』の第6話までをレーナ ヤースケライネンと共に完成させている。

2010年、カイサはフィンランドのアニメーション作家を紹介する展覧会「Anxiety-Relief/不安と開放」に参加し、クロススティッチを用いたアニメーション・インスタレーションを出品。この展覧会はフィンランドのタンペレ、ドイツのベルリンでの開催に続き、2012年には東京でも開催された。

現在、カイサは子ども向け絵本からの翻案ものや『Boris the Råt』シリーズの続編を監督している。ここ数年は、ヘルシンキのアールト大学およびソマリランドのハルゲイサ大学で教鞭を執っている。

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Nicolas Jacquet

ミハエラ ミュラー Michaela Müller

アニメーション・アーティスト
スイス


Profile

ミハエラ ミュラーは、スイス、ザグレブ、ニューヨークを行き来し活動するアニメーション作家である。
スイスのルツェルン応用科学芸術大学美術教育学科卒業後、クロアチアのザグレブ美術アカデミーにてアニメーションおよびニューメディアの修士を取得。
ルツェルン劇場にて小道具方を務めた後、ミュラーはザグレブに移り、絵画とフィルムのつながりを探求する。作品は短編アニメーション、インスタレーション、さらに舞台芸術とのコラボレーションにも及ぶ。

高い評価を得ているミュラーの8分間のアニメーション『Miramare/ミラマーレ』(2009年)は2010年のカンヌ国際映画祭にて世界初公開されて以来、100以上もの映画祭で上映され、アニマテカ国際アニメーション映画祭(リュブリャナ、スロベニア)グランプリ、メッセージ・トゥ・マン映画祭(サンクトペテルブルグ、ロシア)最優秀デビュー作品賞、スイス映画賞最優秀アニメーション映画賞(Swiss Film Prize Quartz)などを含む18の賞を受賞している。

2012年、ミュラーはニューヨークのロケーション・ワン招聘芸術家として、国際的活動の幅をさらに広げ、アニメーション・インスタレーション作品『Transit』と『Conductivity』を展示した。また、ブルックリン国際映画祭ではスピリット賞を受賞。
ミュラーは国際マルチメディア・パフォーマンス・プロジェクト「Trag/Trace/Spur」のメンバーである。このライブ・プロジェクトはザグレブ現代美術館と共同で2012年に発足し、ダンスの動きとペイント・オン・グラス・アニメーションそしてサウンドを組み合わせたパフォーマンスである。
ミュラーは現在、新たなペイント・オン・グラス・アニメーションを制作中である。

Filmography:
“Miramare” 2009, animation paint on glass, 10 min, 35mm, Croatia/Swiss

Other paint on glass animation projects:
“Up the Stairs, Behind Doors, Out the Window” 2013, multimedia performance project, Zagreb
“Ostali Tragovi” 2013, site specific 2D animation, during Animafest, Zagreb, Croatia
“Unsettled” 2013, Lenticular Print for Obacht No. 15, Appenzell Ausserrhoden Switzerland
“Trag/Trace/Spur” 2012, multimedia performance project, Zagreb
“Transit” 2012, video installation, animation paint on glass, loop
“Conductivity” 2012, video installation with 2 projections, animation paint on glass, loop

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Greg Hofeld

グレッグ ホルフェルド Greg Holfeld

ディレクター、アニメーター、イラストレーター
オーストラリア


Profile

カナダ、サスカチュワン州生まれ。グレッグ ホルフェルドは子供時代の長い冬をクレヨンやコミック、そして唯一のテレビ局が放映するあらゆるカートゥーンと共に過ごし、小学生のときからコミックブックを自費出版するほどであったが、バンクーバーのエミリー・カー美術大学ではアニメーションを専攻していた。卒業まであと1年の頃、アシスタントアニメーターの職を得て中退、カナダの様々なスタジオに務める。

1989年、マンガの世界に思い切って挑戦するべく東京に渡り、作品『Live Wires』がスコラ社により掲載される。しかし、日本にはすでに自分よりはるかに優れたマンガ家が大勢いると認識したグレッグは、アニメーション制作の仕事に戻る。ロンドン、シドニーと移り最終的に南オーストラリアのアデレードに落ち着き、子供向けテレビ番組のアニメーション、また、国内外のクライアントのためのコマーシャル作品を監督する。プロとして初の短編作品は委託により制作した『Barflies/バーフライズ』(1994年)である。その後『Heartbreak Motel』(1997年)、『Love Stinks』(1998年)、『Black & White, Red All Over』(2003年)そして 『Get in the Car』(2003年)を制作。『Tom's Toilet Triumph!』(2001年)は2002年のアヌシー国際アニメーションフェスティバルにて教育映画部門最優秀賞を受賞した。

2000年頃より、絵本のイラストレーションも手がけ始め、若年層向けのコミックが不足していることを目にし、再び大好きな分野に関わる道を見出す。

2008年、グレッグは作家のルース スタークと共に、探偵/冒険家のゴリラであるキャプテン コンゴを生み出し、このゴリラを主人公にした絵本3冊が出版される。この絵本はオーストラリア児童書評議会の「ピクチャー・ブック・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされるなど高い評価を得た。また、二人が最近共同制作したグラフィックノベル『An Anzac Tale』も高く評価されている。この作品は第一次世界大戦下のガリポリの戦いにおけるオーストラリアの関与を、オーストラリアの動物たちで描いたものである。

その他の主なコミック作品に、アニメーション脚本家ジル ブレットと共作したコウテイペンギン王国の悲話『In For The Krill』がある。

グレッグはアニメーション界での活動も続け、最近では、短編アニメーション『Sumo Lake』を公開、また、ウィアード アル ヤンコビックの楽曲「Polka Face」のビデオクリップ制作への参加のほか、オーストラリアのテレビ番組への絵コンテの提供などを行い、自らの最新短編アニメーション『Pinchpot』の制作にも着手している。現在、家族と共にアデレードで暮らしている。

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Valentas Askinis

ヴァレンタス アシュキニス Valentas Aškinis

アニメーション・ディレクター、アニメーター、プロデューサー
リトアニア




Profile


1960年 リトアニア、シャウレイ市生まれ。ヴァレンタス アシュキニスは、1983年にリトアニア工業大学建築学都市計画学部を卒業後、1988年から1989年までモスフィルム・スタジオ・デビューのアニメーション監督コースにて学ぶ。

1979-現在 子どもアニメーション教室講師。
1984-1986 コマーシャルフィルムスタジオObjektyvasにてアニメーターおよび監督として短編シリーズ、コマーシャル、教育用アニメーション、広告クリップを手掛ける。
1986-1989 リトアニア・フィルム・スタジオにてアニメーション部門部長、またアニメーション・ディレクター。
1989 『Mystery of the Cactus』(7分/モスフィルム・スタジオ・デビュー):アニメーション・ディレクター。
1991-現在 アニメーションスタジオVILANIMA代表取締役、アニメーション・ディレクター。
1991-1993 『Norman’s Ark』(14分×13話/Altar Investment Co.、Primetime、イギリス):監督、プロデューサー、アニメーター。
1994 『Jake the Snake』(26分/Spectator Entertainment Ltd.、Jake and Kids Entertainment Ltd.、ロンドン、イギリス):監督、プロデューサー、アニメーター。
1996 『Metamorphoses』(7分/VILANIMA、リトアニア):プロデューサー。
1997 『Global Bears Rescue』(24分×2話/配給:Poseidon Film Distributors Ltd.、ロンドン、イギリス、BBC Wales、BBC):プロデューサー、監督、アニメーター。
1999 『Odyssey』(15分×8話/30分×4話/長編90分/VILANIMA、Poseidon Film Distributors Ltd.、ロンドン、イギリス、BBC Wales):プロデューサー、脚本、監督、アニメーター。
2004-現在 ヴィリニュス・カレッジ・オブ・テクノロジー・アンド・デザイン 講師。
2004 アニメーション『Shrovetide』(12分/Studio Filmu Strichai、リトアニア):アニメーター、編集、音声編集、コンピュータ制作。
2005 アニメーション『The Bride from the Barn』(12分/Studio Filmu Strichai、リトアニア):アニメーター、編集、音声編集、コンピュータ制作。
2005-2007 リトアニア共和国文化省映画委員会会長を務める。
2007 アニメーション『The Bridge』(4分)、『Tail』(5分35秒)、『The Mission』(3分35秒):プロデューサー。
2009 アニメーション『Diary of Childhood』(7分20秒/Studio Filmu Strichai):編集監督、コンピュータデザイナー。
2012 アニメーション『Laima Determines the Destiny』(13分30秒/Studio Filmu Strichai):編集監督、コンピュータデザイナー。アニメーション『The Button』(4分/Vilanimos Film Studio):プロデューサー。
アニメーション『Independence Day』(4分/Vilanimos Film Studio):プロデューサー。
アニメーション『Granny’s Tale』(5分40秒/Vilanimos Film Studio):共同脚本、監督、プロデューサー、アニメーター、編集。
2008-2014 長編アニメーション『Golden Horse』(75分/Vilanimos Film Studio、Rija Film、PTD):共同脚本、監督、プロデューサー、アニメーター。

<社会活動>
1999 - 現在 リトアニア映画製作者組合会員。
1999 - 現在 ヴィリニュス・アニメーション学校 ディレクター、講師、ゼネラルマネージャー。
2002 - 2013 アニメーションワークショップ、子供サマーアート・アンド・カルチャーキャンプ(パルス、トゥライニスキス、ニダ、リトアニア)主催。
2002 - 現在 国際こどもアニメーション映画祭 リトアニアコーディネーター。
2003 - 現在 ティンディリンディス国際アニメーション映画祭(ヴィリニュス、リトアニア)フェスティバルディレクター。
2004 - 現在 ASIFA(国際アニメーションフィルム協会)会員。

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Takashi Fukumoto

福本 隆司 Takashi Fukumoto

クリエイティブ・プロデューサー
日本


Profile

1959年東京生まれ。大阪芸術大学映像計画学科卒業後、大阪大学工学部CGグループで国産初のコンピュータ・グラフィックス(CG)専用システム「Links-1」の開発エンジニアらと共にCGアニメーション制作に取り組む。 1982年 日本の草分け的なCG制作会社 (株)トーヨーリンクスに設立と同時に入社。劇場版アニメーション『ゴルゴ13』(1983)のCGシーン制作を皮切りに、TV-CMや博展映像など数多くの映像制作に携わる。ディレクターとして短編アニメーション『Bio-Sensor』(1984)、『渚のペピー』(1987)、 瀬戸大橋博『タダノ・スペースポート』ライド用映像(1988)など。
1989年 (株)ポリゴン・ピクチュアズ入社。オリジナルCGキャラクターの企画開発に取り組む。ディレクターとして短編アニメーション『In Search of Muscular Axis』(1990)、TV-CM『資生堂HGスーパーハード ペンギン・シリーズ』(1995-96)、短編アニメーション『サーカス・シリーズ3部作』(1995-96)など。また、プロデューサーとして『ポリゴン家族』、『the FLY BanD!』(1998)など。
1999年 リンクス入社。CG制作とモーションキャプチャ事業の合併を提案、翌2000年 リンクス・デジワークス設立(2003年から常務取締役、2007年から代表取締役を務める。2010年 IMAGICAに事業統合)。カプコン『鬼武者』CGムービー(2001)、 同『バイオハザード』CGムービー(2002)、短編アニメーション『KUDAN』(2008)などをプロデュース。
『KUDAN』は、アルス・エレクトロニカ2008“Award of Distinction”、 第12回文化庁メディア芸術祭“優秀賞”、 Anima 2009“Best Short Film”はじめ国内外多くのアニメーション映画祭で受賞・入選を果たす。
その後、CGキャラクターと実写映像をリアルタイム合成するMR(Mixed Reality)・AR(Augmented Reality)技術を活用した事業企画や映画のプレビジュアライゼーションに取り組む。
2014年7月より(株)チュウ・スタジオに所属し、長編アニメーション映画の企画制作に取り組む。

2000年度より 大阪芸術大学映像学科 非常勤講師
ASIFA-JAPAN(国際アニメーションフィルム協会日本支部) 会員
VFX-JAPAN会員


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