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国際審査委員


Aleksandra Korejwo

アレクサンドラ・コレイヨ Aleksandra Korejwo

ポーランド

Profile

アニメーション監督、画家、脚本家、アニメーター、プロデューサー
コレイヨのアニメーションスタイルは、着色した塩とコンドルの羽を巧みに扱ったユニークな技法を使用したもので、インスピレーションの源は、詩、音楽と自然である。
彼女はポーランドのAcademy of Fine Arts in Poznańでアニメーション監督学を学び、優秀な成績で卒業し、数年間、Academy of Fine Arts in Poznańの知覚および視覚構造精神生理学部で教えていた。
彼女はまた、ポズナン・アニメーション・テレビスタジオや、ロサンゼルスのアクメ・フィルムワークスなど、ポーランド国内外で芸術作品や広告作品を制作している。
アレクサンドラ・コレイヨの作品は世界中で上映され、数々の賞を受賞している。『The Swan』は、上海国際映画祭でグランプリを受賞。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズの長編映画『The Wonderful Ice Cream Suit』のタイトル・シークェンスは、ロサンゼルスの名誉あるアニー賞を受賞。『Carmen Torero』は、ロサンゼルスのThe World Animation Celebrationで1位を受賞。『Butterfly』(ユナイテッド航空、2009年)は優秀賞を受賞。その他ノミネートも含め、CLIO賞、ロンドン国際広告賞、ベスト・オブ・ザ・ワールド、アニー賞などの多くの賞を受賞している。
『Fryderyk Chopin's WALTZ』は、2010年の広島国際アニメーションフェスティバルの「ベスト・オブ・ザ・ワールド」の中で上映され、2011年には、フレデリック・ショパンの音楽を使用した『Jubilee Concerto』(70分)を完成している。
アレクサンドラ・コレイヨの作品は、国内外のフェスティバルにおいて優秀賞とノミネートを含め合計約50の賞を受賞。
クラシック音楽を取り入れた彼女の作品は、観客から大変高く評価されている。
ルッカ、マドリッド、アヌシー、オスロ、ポズナンなどで開催された数々の国際アニメーションフェスティバルの審査員を務めており、ASIFA会員でもある。
ポーランドのプシュチコボの自然とその周辺地域に魅了され、彼女はその土地で生活しながら制作活動を続けている。
彼女のモットーは、「自然の叡智と美しさの中に創造主を見いだす。」である。

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lgor Kovalyov

イゴール・コヴァリョフ lgor Kovalyov

アメリカ

Profile

イゴール・コヴァリョフは、国際的に高く評価されたフィルムメーカー、デザイナー、アニメーター、そしてディレクターである。
コヴァリョフの短編作品『Andrei Svislotski』、『Hen, His wife』、『Bird in the Window』、『Flying Nansen』及び『Milch』は数々の国際賞を受賞しており、アニメーション界及び映画界から絶賛されている。
ウクライナのキエフで生まれたコヴァリョフは、モスクワの伝説的なピロット・スクール・オブ・アニメーションの共同創設者である。このスタジオには、現在クラスキー・シュポに所属している多くのデザイナーやアニメーターなども含め、ロシアで最も才能にあふれた芸術家が所属している。
1991年にコヴァリョフはハリウッドのクラスキー・シュポのスタジオから招聘を受け承諾。その頃のコヴァリョフは、クラスキー・シュポの第一作目の長編映画『The Rugrats Movie』を共同制作している。また、そのテレビシリーズ『Aaahhl!! Real Monsters』や、『Duckman and Rugrats』の幾つかのエピソード、コマーシャルやインターネットの短編作品の監督も務めている。

"Hen, His Wife"
Ottawa Intl. Animated Film Festival 1990 - Grand Prize and Best Film in Category B
Tough Eye, Turku Intl. Animation Festival 2001 - Grand Prize
The Second Shanghai Intl. Animation Festival 1992 - Special Jury Prize
Intl. Animation Film Festival "Krok" Kiev 1990 - Best Film in Category
Intl. Du Film Cannes 1990 - Official Selection

"Andrei Svislotsky"
Tough Eye, Turku Intl. Animation Festival 2003 - Special Jury Prize
Intl. Film Festival in Krakow "Europa 92" - Silver Dragon
Intl. Film Festival Oberhausen 1992 - Best Experimental Film
Intl. Animation Film Festival "Krok" Kiev 1991 - Best Film in the over 15 minutes category

"Bird in the Window"
Ottawa Intl. Animated Film Festival 1996 - Grand Prize
STIGES Fantasy Film Festival 1996 - Best Animated Short Film
Intl. Animation Film Festival "Krok" Kiev 1997 - Best Film in Category A

"Frying Nansen"
I Castelli Animati 2000 - Grand Prize
World Animation Celebration 2000 - Special Jury Prize
Hiroshima 2000 - Special Jury Prize
Holland Intl. Film Festival Utrecht 2000 - Special Jury Prize
Ottawa Intl. Animated Film Festival 2001 - Special Prize
Intl. Animation Film Festival "Krok" Kiev 2001 - Special Jury Prize

"Milch"
Ottawa Intl. Animation Film Festival 2005 - Grand Prize for independent Animation
Cinanima Intl. Animation Film Festival Espinho 2005 - Grand Prize
Seoul Intl. Cartoon and Animation Festiva1 2005 - Grand Prize in Short Film category
Intl. Animation Film Festival "Krok" Kiev 2005 - Grand Prize
Intl. Festival Animated Dreams Tallin 2005 - Grand Prize
I Castclli Animati 2005 - Special Jury Prize
Norwich International Animation Festival 2005 - Best Short Film
Hiroshima Intl. Animation Festival 2006 - Grand Prize
Russian Animation Festival, Suzdal 2006 - Grand Prize
Stuttgart Intl. Festival, Trickfilm 2006 - State of Baden, Wurttemberg Award
Brussels Intl. Film Festival, Anima 2006 - Award for Best Animated Short
Intl. Animation Festival, Animafest 2006 - Special Jury Prize

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Irina Margolina

イリーナ・マルゴリーナ Irina Margolina

ロシア

Profile

脚本家、劇作家、監督、スタジオ“MIR”主宰。
学歴:Moscow University of Graphic Arts、編集評論学。
フェアフィールド大学(アメリカ、コネティカット州)及びスクール・オブ・ヴィジュアル・アーツ(アメリカ、ニューヨーク州)客員教授。
映画祭にて国際審査員歴多数。ロシア映画製作者連盟会員、脚本家組合会員。テレビ番組、広告映画、演劇の脚本家、アニメーションの脚本家、プロデューサー、ドキュメンタリーの脚本家・監督、映画監督、テレビ番組のディレクター。

<最近の主なプロジェクト>
「Tale of the Old Piano」 各13分の13作品からなる国際的なアニメーションシリーズ。モーツァルト、バッハ、ベートーヴェン、ヴィヴァルディ、ロッシーニ、プロコフィエフ、チャイコフスキー等クラシック音楽の歴史を子供向けに描いたものである。それぞれの作品はそれぞれの作曲家やその音楽、生きた時代を反映したグラフィックテクニックを用いて制作されている。このプロジェクトは大変重要な教育的意義を持っている。このシリーズの芸術的価値は世界中で評価されている。
このシリーズは、トレボンやCinanimaでの最高賞を含め、たくさんの賞を受賞している。また、ロシアフィルムアカデミー賞に二度ノミネートされ、パリのルーブル博物館により、子供の視聴用に購入されている。ロシアのTV局Kultura(Culture)はこの映画の放映権を購入した。

「KOAPP」 4歳から7歳の子供向けのサイエンス・アドベンチャー・シリーズ。現時点で4つのエピソードがあり、さらに2つが現在制作中である。合計40を超えるエピソードを予定している。最新の2作品『The Last Day Of Termitea』と『My Fair Nanny』は、国際映画祭でいくつかの賞を受賞し、環境や自然への関心や教育的重要性から、世界中で広く知られている。両作品はトルコの映画祭Cinemarina 2011でベストアニメーション賞を受賞している。

「Contemporary Tales Of The World」アニメーション4作品(ロシアのスタジオM.I.R.とアメリカのWeston Woods Scholastic)。このシリーズは『赤ずきんちゃん』や『三匹の子ぶた』などの有名な物語の新しい解釈や、アメリカの出版社スコラスティック社の新作『Wallace’s Lists』などが含まれている。『三匹の子ぶた』は、ポルトガルのMonstra映画祭や、ロシアのアカデミー賞(ゴールデンイーグル賞やニカ賞)など、数々のグランプリを受賞。心理学者によると、『Wallace’s Lists』は子供向けアニメーションとして最も良い作品の一つだと言われている。

「The Animated Century」 世界のアニメーションの歴史ビデオのほぼ完成版。

「Animation From A to Z」 52作品、各26分。ロシアのアニメーションの歴史に関するテレビシリーズ。

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Marv Newland

マーヴ・ニューランド Marv Newland

カナダ

Profile

マーヴ・ニューランドのアニメーション・キャリアの始まりは、ロサンゼルスでの短編『BAMBI MEETS GODZILLA』 (1969)の制作である。1970年代後半までテレビコマーシャルのデザインとアニメーション制作を手掛け、その後、カナダのトロントに転居。

トロントでは(1970-1972)、テレビコマーシャル、セサミストリートやエデュケーショナル・テレビジョンのためのプロダクトデザインや、長編映画の一部分のデザイン、監督、アニメーションを担当。Cinera Productionsのカートゥーン『SUPER JOE』 (1971)では、デザイナーと絵コンテ制作者の1人でもあった。オタワのCrawley Filmsでは失業保険映画の絵コンテのデザインを担当し、ニューヨークのPhos-Cine Productionsではテレビコマーシャルのデザインとレイアウトに携わった。

ニューランドは、1972年後半、カナダのバンクーバーに移る。2年間、シカゴとロサンゼルスのアニメーション制作会社とアニメーション会社でフリーランスとして務める。1973年、オランダのToonder Studiosでアニメーションの連続テレビ番組『BARBAPAPA』の絵コンテを制作した。

1975年、アニメーション制作会社インターナショナル・ロケットシップをバンクーバーに設立。ロケットシップ社では、短編アニメーションの監督と製作を手掛け、代表作に、『SING BEAST SING』 (1980)、『ANIJAM』 (1984)、『HOORAY FOR SANDBOX LAND 』(1985)、『BLACK HULA』 (1988)、『PINK KOMKOMMER』 (1991)、『FUV 』(1999)、『BEIJING FLIPBOOK』 (2003)、『POSTALOLIO 』(2008)などである。ROCKETSHIP社は、Danny Antonucci (『LUPO THE BUTCHER』 1986)やJ. Falconer (『DOG BRAIN』 1988)など他監督の短編アニメーション制作にも携わっている。ニューランドは、カナダ国立映画制作庁の短編アニメーション『BILL MINER 』(1978)、『TETE A TETE A TETE』(2005)、と『CMYK』(2010)のデザインと監督も務めている。

ロケットシップ社は、テレビコマーシャル、MTV、YTV、NICKELODEONとLOCOMOTIONのプロダクトデザイン、テレビシリーズのパイロット版、『GARY LARSON’S TALES FROM THE FAR SIDE』 (1994) [アヌシー国際アニメーション映画祭1995 グランプリ]などの長編映画も制作。また、Acme Films/Garden Suite Productions (2004)の『DREW CAREY’S GREEN SCREEN SHOW』のデザインとアニメーションシーケンスの制作にも携わった。

ロケットシップ社外では、他のアニメーション会社のフリーランスとして、オレゴン、ポートランドのウィル・ヴィントン・スタジオの3Dストップモーションシリーズ『THE PJS』のエピソード『THE PREACHER’S LIFE 』(1999)、『FEAR OF A BLACK RAT』 (1999)と、『LET’S GET READY TO RUMBA』 (2001)の監督を務め、バンクーバーのStudio B Productionsのテレビシリーズ『BEING IAN』のキャラクターのデザインなども担当した(2004/2005)。

マーヴ・ニューランドは、ブリティッシュコロンビア州のアボッツフォードにあるフレイザー・バレー大学とバンクーバー・フィルム・スクールのアニメーションの講師を務めており、現在、自身のアニメーション作品『SCRATCHY』の制作中である。

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Kosei Ono

小野 耕世 Kosei Ono

日本

Profile

東京生まれ。1963年国際基督教大学人文科学科卒業。1963-1974 NHK教育局および国際局でラジオとテレビ番組の製作にたずさわった後、映画・アニメーション・コミックスの評論・研究家として独立。1970年に来日したカナダのノーマン・マクラレンにインタビューした(それは最初の著書「バットマンになりたい」(1974刊に収録))のを皮切りに、世界の多くのアニメーション作家たちと語るようになり、それは「世界のアニメーション作家たち」(2006)という本にまとめられた。カレル・ゼマン、ポール・グリモー、ルネ・ラルーなどを含む15人の世界のアニメーターたちとのインタビュー集である。1980年代には中国の上海アニメーション・スタジオに何度も通い、中国アニメの父、万籟鳴などに取材し、それは「中国のアニメーション」(1986)という本になった。このテーマに関するいまなお世界で唯一の単行本である。著書として「ドナルド・ダックの世界像」(1983)など海外コミックスについての研究書や、アート・スピーゲルマンの「マウス」とジョー・サッコの「パレスチナ」など、多くの海外コミックスを日本に翻訳・紹介してきており、その活動により2006年、手塚治虫文化賞特別賞を受賞。映画マンガ評論家。国士舘大学21世紀アジア学部客員教授、ASIFA JAPANおよび日本SF作家クラブ会員。熱気球パイロットでもある。