2011年10月のメッセージ
各位
東日本大震災からの復興のため、世界の皆様から多くの励ましが届けられ、私達は大きな力と勇気とを得て今日に至っております。
心よりお礼申し上げます。
地震と津波ばかりでなく、原子力発電がもたらした人災の怖さにも直面し、復興に努力する日々のなかで、私達は、どのような立場にあっても等しくひとつの大切な命を持った人間であり、お互いに助け合って生きる存在であることを再認識致しました。そして、芸術文化が人々の心を強く結び前向きにする力のある存在であることも再認識致しました。
広島市は、核の恐怖が無い恒久平和を希求し、尚一層の信念を持ってアニメーション芸術文化の振興普及を通じた国際的異文化交流を推進する所存です。
映画祭事務局一同、多くの作品を寄せていただけることを願っております。そして、8月の映画祭で多くの人々が友好を結び合い、楽しい時を過ごせるように喜んで働きます。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
2011年10月
木下小夜子
フェスティバル・ディレクター
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