パルヌ(エストニア)生まれ。1981年、タリン工業大学電気エネルギー学部を、電気回路体系網エンジニアとして卒業。1982年、進路を変更し、タリンフィルム・スタジオに参加。当初アニメーターとして、1983年からはディレクターとして作品を制作。1991年、自身のスタジオ、ラオ・ヘイドメッツ・フィルムスタジオを設立。彼の作品は、短編、長編ともに、さまざまな国際映画祭で公式上映され、数多くの賞を受賞している。なかでも、「シアター・パパ・カルロ」(1988年)はシナニマ’89(ポルトガル)でグランプリを受賞し、「リビングルーム」(1994年)はKROK’03国際アニメーションフェスティバル(ウクライナ)で批評家及び審査委員特別賞を受賞している。また、ヘイドメッツは、ヨーロッパや北米・南米において子どもや学生、プロの制作者を対象としたアニメーション・ワークショップを数多く開催している。
一方、シナニマ’90(ポルトガル)、オーデンセ’01(デンマーク)、メッセージ・トゥ・マン’06(ロシア)、KROK’07等、多くの国際映画祭で審査員を務めている。1996年より、エストニア・アニメーション・ユニオンの委員長を務めている。また、1997年から99年、エストニア・フィルム財団の専門理事を、1999年から2001年、エストニア国立TVの青少年向け番組エグゼクティブ・プロデューサーを務めた。2006年よりタルトゥ美術大学でアニメーションを教えている
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