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広島国際アニメーションフェスティバル2008
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特別プログラム
- 8/11(月)11:30〜 大ホール
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spcニコール・サロモンが語る巨匠達:エマヌエーレ・ルッツアーティとジュリオ・ジャニーニ
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screen   ニコール・サロモン

ASIFA名誉事務局長、アヌシー・アニメーション・ワークショップの共同創設者、アヌシー大会の創設に参加。
 
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screen   ジャニーニとルッツァーティ

ふたりのアーティストの出会いは50年代末にさかのぼり、そこに全世界のアニメーション映画界における最もクリエイティブで興味深いタッグチームのひとつが生れることになった。ふたりが協同で世に送り出してきたアニメーションの傑作には次のようなものがある。短編作品「泥棒かささぎ」および「プルチネッラ」、この2作はともにオスカー賞にノミネートされ、やはり短編の「アルジェのイタリア女」は、ジョアキーノ・ロッシーニ没後100年を記念して制作された。スイス・イタリア・テレビ局(TSI)のためには、おとぎ話のシリーズである、中編映画「魔笛」が制作され、イタリア国営放送(RAI)のためには、「トゥーランドット」と「緑のきれいな小鳥」の2作が制作され、クラウディオ・アバドの生涯を描いたソニーの「ラ・カーサ・デイ・スオーニ」のアニメーション部分全体とタイトル部分、ビデオクリップも彼らが手掛けた。

ジュリオ・ジャニーニは、1927年2月9日ローマ生れ。映像監督としてフィクションおよびドキュメンタリー映画の分野で活躍。なかでも芸術分野の映画を得意とし、パブロ・ピカソの作品についてのドキュメンタリー映画とカルダーの作品についての映画がある。60年代からアニメーション作品の制作を始め、ルッツァーティの他にも、ミシェル・フォロンやレオ・レリオンニとも協同制作を行った。イタリア・アニメーション界の第一人者としてジャニーニは、1999年までローマの映画実験研究所(CSC)のアニメーション局の局長を務めた。ハリウッドの映画芸術科学アカデミー(A.M.P.A.S.)会員。

エマヌエーレ・ルッツァーティは、1921年ジェノバ生れ。1940年、人種的理由によりローザンヌへ移住し、ローザンヌ美術学校にて学び、同校を卒業。第二次大戦終了後イタリアに戻り、主に舞台デザイナーとして活躍するが、さし絵作家、装飾美術家、陶芸作家、その他としても活動する。50年代のルッツァーティは演劇分野で非常に熱心な活躍を見せ、イタリアの多くの都市の最も重要な劇団や常設劇場とのコラボレーションを行った。海外でも活躍したが、時間ができるとすぐ、自らが創立したトッセ劇場に帰っていた。ジャニーニとの協同制作アニメーション映画による数多くの受賞のほかにも、ルッツァーティには演劇分野で数々の重要な受賞歴がある。ジェノバ大学名誉学位、ハリウッドの映画芸術科学アカデミー(A.M.P.A.S.)会員。
(原文イタリア語)

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