広島国際アニメーションフェスティバル｜ピクサー最新短編作品「マジシャン・プレスト」上映とセミナー

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8/8（金）16:45～中ホール

ピクサー最新短編作品「マジシャン・プレスト」上映とセミナー

ダグ・スイートランド氏は、過去14年間にわたりピクサーでアニメーターとして活躍、このたび短編「マジシャン・プレスト」でディレクターデビューを果たした。ピクサーで制作をするということはどういうことなのか、又、アニメーターとしての仕事と違って、作品を書くということは、はたでみるよりもはるかに難しい理由についてプレゼンテーションを行う。制作の細部に関する舞台裏の様子を交え、今回の上映がアジアで初となる公開の場で、「マジシャン・プレスト」とピクサー全体の仕事との関わりと、伝統的なアニメーションとの関わりについて述べる。

「マジシャン・プレスト」(2008/05'14")
Written & Directed by: Doug Sweetland (Pixar Animation Studios)
Produced by: Richard Hollander
Supervising Animator: Andrew Gordon
Art Director: Harley Jessup
Character Designer: Teddy Newton
Music by: Scot Stafford
Camera Lead: Mark Sanford
Editor: Katherine Ringgold
Sound Design: E.J. Holowicki
Distributor: Walt Disney Pictures
Production Company: Pixar Animation Studios

威厳に満ちた身のこなしと深い謎に満ちた、世紀末の偉大なマジシャン、プレスト。しかし、うさぎに餌をやるのを忘れてしまい、今回ばかりはさあ大変！ピクサーアニメーションスタジオからのこの最新短編コメディーは、偉大なマジシャン、プレストと、うさぎのアレックの大騒動が観客の目を捕えて離さない。いつも放ったらかしにされているアレックは、ステージで偉そうに振舞うプレストに巧みな仕返しを思いつく。

［講演者について］

	ダグ･スイートランド（ディレクター）幼い頃から絵を描くことが好きだったダグ･スイートランド氏は、ロサンゼルスのCALARTS(カリフォルニア芸術大学)でキャラクターアニメーションを学び、1994年にピクサーアニメーションスタジオに入社した。ピクサーの初の長編映画作品である「トイ･ストーリー」の制作でキャラクターアニメーターとして手腕を見せたのを皮切りに「バグズ･ライフ」、「トイ･ストーリー２」、「ファインディング･ニモ」など、以後のピクサーの全ての長編映画でアニメーターとして活躍を続けた。更に「モンスターズ･インク」でアニメーションディレクターとしても力を発揮した後、ピクサーの最新映画作品である「Mr.インクレディブル」ではストーリーボードアーティストとして芸術家としての転身を見せた。2006年公開の長編映画作品「カーズ」のアニメーションスーパーバイザーもつとめた。

	ジェイ・ウォード（アソシエートプロデューサー）ジェイがピクサーに入社したのは1998年のこと、アート部のプロダクションアシスタントとして、ピクサー4作目の長編映画「モンスターズインク」の制作に携わった。その後間もなくコーディネーターに昇進し、2001年には「カーズ」制作の準備に取り掛かった。「カーズ」の制作中は、車に関する深い知識を活かし、キャラクター・チーム・マネージャーとしても活躍。映画に登場するキャラクターを明確に、そして細部にわたってモデリングした。ジェイはまた、この映画の監督を務めたジョン・ラセターや共同監督のジョー・ランフトの良き相談役としても力を発揮した。最近では、ピクサー第9作目の長編映画「ウォーリー」と同時公開される、短編映画「プレスト」のアソシエイト・プロデューサーを務めた。ピクサーに入社する前のジェイは、アメリカ合衆国海軍の予備部隊に属しながら、CALARTS（カリフォルニア芸術大学）に通い、1993年には同大学で美術学の学士（イラストレーション専攻）を取得した。