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プログラム|8/8fri
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8/8(金)11:45〜 大ホール
ポール・ドリエセン特集 上映とセミナー
ポール・ドリエセン
1940年、オランダ、ナイメーヘン生まれ。
幼少の頃よりカトゥーンを描き、1964年、ユトレヒトのアートアカデミーを卒業後、ヒルフェルスムのコマーシャルアニメーション/テレビ番組制作スタジオにアニメーターとして就職。
1967年、ジョージ・ダニング監督長編作品「イエロー・サブマリン」の制作に招聘され、渡英。1970年、カナダに移住し、フリーランスとしてアニメーションの制作を始め、主にカナダ国立映画制作庁の仕事をする一方で、1976年からは、オランダのインディペンデント・プロデューサーの依頼による多くの作品も監督してきた。作品に対する国際的な受賞数は70を超え、また、「3人のおとめ」は1999年度アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた。
1987年、ASIFAハリウッドから、アニメーション芸術への優れた貢献をたたえる「アニー・アワード」を授与。1994年のオタワ国際アニメーション映画祭では、ASIFA国際から、優れた功績を称える「ASIFA賞」を、また、2002年のザグレブ国際アニメーション映画祭でも、映画祭から「ライフ・アチーブメント・アワード」を授与される。さらに、2005年秋、クラコウ(ポーランド)にて、顕著なアーティストと指導者に贈られる「スペシャル・ゴールデン・ダイナソア賞」を授与される。
近年まで、カッセル大学(ドイツ)でアニメーションを教えており、指導した学生の内、二人がそれぞれアカデミー賞を獲得している。また、最近では、本の執筆とイラストレーションも描き、独特の画風による本が数冊、モントリオールで英語及びフランス語で出版されている。
現在は、新しい作品を制作中で、1作はカナダで、もう1作はオランダで、実写のディレクターである息子のカイとの共同作品となる予定である。